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太郎物語 (大学編) (新潮文庫)価格: 700円 レビュー評価:5.0 レビュー数:4 私は、この小説を母親信子の視点から読みました。ちょうど子どもたちがそれぞれ遠方の大学へと巣立ったところだからです。下宿の荷物に、半端物の食器や景品のグラスを加えようとするところ、スリッパを持たせようとして、いらないと言われるところなど、自分自身の経験とだぶり、笑えました。そうか、うちの子も、あこがれの一人暮らしにそれなりのビジョンを持っていたのに、家でいらなくなったものを押し付けられたりしたら、そりゃあ、いやだったでしょう。子どもからうっとうしがられるこういった現実的な部分と、よい意味で浮世離れした部分のバランスのよさにひかれます。たとえば、五月病で電話してきた太郎に「私は固定観念が嫌いな |
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[玉川学園こどもの本] 日本の神話 (玉川学園こどもの本)価格: 1,470円 レビュー評価:5.0 レビュー数:1 日本と日本人のなりたちを、神さまを主人公にわかりやすく述べた本です。日本の神さまたちはみなあいきょうがあり、ゆかいな出来事をひきおこします。国つくり、天の岩屋、八またのおろち、いなばの白うさぎ、国ゆずり、海さちひこ・山さちひこなど、かつて日本人の情操を養った物語が現代の子どもたちにとっても身近なものになるよう、やさしく、また読み聞かせにも適した文章でつづっています。国際化の時代だからこそ、日本人の心の根(アイデンティティ)を大切にしたいものです。 |
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